ワインのラベル(エチケット)

ワイン雑学

ワイン会では、1開催約10種類のワインを用意して、参加者の皆様を向かい入れます。ワインの種類は様々で、「これはどんなワインなの?」と聞かれることが少なくないのですが、そんなワインの情報が書かれているのが、ワインボトルに貼られているラベルです。ラベルの表記はある程度決まっているので、何が書かれているのかを知っていれば、ワイン通に一歩近づけるかもしれません。今回はそんなワインのラベルについて書いていきたいと思います。

EU新ワイン法

ワインラベルの表記は「EU新ワイン法」という法律により、これを絶対記載しないとダメですよ〜という記載事項が決まっています。この「EU新ワイン法」とは、ヨーロッパ連合(EU)が、ヨーロッパのワイン産業を保護し、品質を高めることで世界的な競争力を強化することを目指して、2019年にEU加盟国で承認された法律です。この法律で、ラベルに必ず記載しなければいけない7つの事項が決まりました。

記載が義務になっている事項

  • アルコール度数
  • 原産地
  • ボトルの容量
  • 瓶詰め業社名(スパークリングワインの場合は生産者と販売業者)
  • 製品のカテゴリー(ワイン、V.D.Lなど)
  • A.O.P、I.G.Pのワインはその表記と名称
  • スパークリングワインの場合は残糖量の表示

以上7つの項目がワインラベルへ記載義務となっています。これらは、必ず書かれているのですが、これ以外に任意で記載されている事項もあります。

記載が任意になっている項目

  • 収穫年
    収穫年を記載する場合は、その収穫年のブドウを最低85%使用しなければいけない
  • 原料のブドウ品種
    単一のブドウ品種名を表示する場合は、そのブドウ品種を最低85%使用しなければいけない
  • 2種類以上のブドウ品種名を表示する場合、100%それらの品種で構成されていないとダメで、使用されている品種の量が多い順に記載しなければいけない。
  • スパークリングワイン以外の残糖量の表記や生産方法に関する記述

任意の事項を記載する上でも、ルールが設けられているんですね。収穫年やブドウ品種が書かれているラベルは多いですが、こんなルールがしっかりと設けられています!

ワインラベルの情報からワインを想像

さて、ワインのラベル(エチケット)にどんな情報が記載されているかが、分かったところで、早速ワインラベルの記載事項をみてみましょう。そこから、わかる範囲で情報を収集して、手に取ったワインがどんな味なのかを想像してみてください。そして、そのワインを口に含んでみて下さい。そのワインは想像通りのワインでしたか?それとも想像と違っていましたか?そんな楽しみ方ができたのならば、もはやワインの魅力にハマっているかもしれません。

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