【フランス編】ワインのブドウ品種1位〜5位、最も生産されているブドウは何か?

フランスワイン雑学

ワインの代表国といえばフランスというほど、フランスワインは世界中で愛されています。ワイン会でもフランスワインが出ない会はほぼありません。そんなフランスワイン、ブドウの品種はどういったものがあるのでしょうか?今回はフランスの広大な土地で栽培されている赤ワイン用のブドウ品種について、栽培面積の大きい1位から5位をまとめてみました。どんなブドウを使っているのかを理解しながらワインを飲むと、より一層ワインの魅力が増し、自分に合ったワインを探すことが出来るはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう!

赤ブドウの栽培面積

1位メルロ(Merlot)約114,500ヘクタール

主な栽培地域・・・ボルドー、サド・ウエスト、ラングドック・ルーション
特徴:メルロのワインは一般的に柔らかなタンニンを持ち、豊かで濃厚な果実味が特徴です。熟した黒いベリーやプラム、チェリーなどのフルーツのアロマと共に、スムーズな口当たりとバランスの取れた味わいが感じられます。メルロはフランスの中でも特に、ボルドー地方のワイン生産において非常に重要な役割を果たしており、ボルドーの赤ワインでは、カベルネ・ソーヴィニョンとのブレンドにより、メルロが柔らかさと果実味をもたらす役割を担ってくれています。

2位グルナッシュ(Grenache)約85,500ha

主な栽培地域・・・コート・ド・ローヌ南部、ラングドック・ルーション
特徴:グルナッシュのワインは、一般的に濃厚で豊かな果実味が特徴です。熟した赤いベリーやプラム、チェリーの風味が感じられ、アルコール度数も比較的高めです。グルナッシュのワインは重たいワイン(フルボディ)であり、凝縮された果実の風味が感じられます。

3位シラー(Syrah)約66,000ha

主な栽培地域・・・コート・ド・ローヌ北部、プロバンス、ラングドック・ルーション
特徴:シラーのワインは、濃厚で力強い果実味が特徴です。熟した黒いベリーやプラム、ブラックチェリーの風味が感じられ、時にはブラックペッパーやスパイス、ハーブのニュアンスが絡み合います。また、熟成によって複雑性が増し、チョコレートやタバコの風味が現れることもあります。

4位カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)約50,000ha

主な栽培地域・・・ボルドー、サド・ウエスト、ロワール、プロバンス、ラングドック
特徴:カベルネ・ソーヴィニヨンのワインは、一般的に豊かなタンニンが特徴です。タンニンはワインの骨格を形成し、長期熟成のポテンシャルを持たせます。そのため、若い段階ではタンニンが強く感じられることがありますが、熟成によって柔らかくなり、複雑性とエレガントさが増し、若い時とは全く違った印象を与えてくれます。

5位カリニャン(Carignan)約37,500ha

主な栽培地域・・・地中海沿岸、南フランス全域
特徴:古い樹齢のカリニャンのワインは、濃縮された果実味と力強いタンニンを持つことがありますが、若い樹齢のワインは軽やかでフルーティーな特徴を持っています。

まとめ

以上が、フランスの赤ワイン用ブドウ品種の栽培面積、1位から5位とそれぞれの特徴でした。フランスワインを飲む機会があれば、ブドウ品種を参考に選んでみて下さい。今回ブログに書かれているブドウ品種ごとの特徴が、本当に合っているのか、ご自身の舌で確かめてみるのも面白いです。ワイン会では、地域別のワインを約10種類ほど揃えております。同じブドウでも栽培地域や環境によって全く違うニュアンスになります。そんな違いを楽しめるのもワイン会の特徴なので、ぜひ足を運んでみてはどうでしょうか。

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